本文へ

チュンさんのバイク手続きの覚え書き

乗り続けるか、手放すか。判断材料をそろえる。

手続き

バイクのナンバープレートの再交付紛失・盗難・破損したときの手続き

バイクの隣でチェックリストを確かめる、案内役のチュンさん
ひとつずつ、確かめていきましょう。

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

ナンバープレートが曲がった、外れて落とした、盗まれた。どれも「再交付してもらえばいい」と思って調べ始めたのですが、126cc以上に「再交付」という手続きはありませんでした。呼び名が違うだけでなく、番号そのものの扱いも変わってきます。分かりにくかったので整理しておきます。

まず漫画で(全4ページ)

朝の駐輪場で、バイクのナンバープレートが外されているのに気づいたリクが「ナンバーが無い。ネジごと取られてる」とつぶやくと、スズメのチュンさんが「その前に、警察」と告げる場面
警察署で盗難届を書く場面。チュンさんが「盗難届が先。順番を間違えると、窓口で止まる」と教える。控えるのは届出警察署名・届出日・受理番号の3点で、原付でも126cc以上でも同じ
チュンさんが「再交付は、無い」と告げる場面。126cc以上は番号変更という手続きで、同じ番号で出し直す手続きは無い。車検証などの書類の方は再交付になる
2026年10月19日から二輪でも希望ナンバーが申し込めるようになり、新しい番号は自分で選べるという説明。選べるのは4桁以下の数字で、原付は対象外
ナンバーを無くしてから、新しい番号を選ぶまで

先に結論を3つ

調べて分かったことを先に書きます。

  1. 紛失・盗難なら、警察が先。役所や運輸支局より前に、警察署へ届け出る
  2. 126cc以上の手続きの名前は「番号変更」。同じ番号で出し直す手続きは無く、番号は変わります。ただし2026年10月19日から、その新しい番号を自分で選べるようになりました
  3. 原付は市区町村なので、費用もやり方も自治体でまったく違う

紛失・盗難は、警察への届出が先

ここが一番の落とし穴でした。プレートが手元にない状態で窓口に行っても、手続きが進みません。

運輸支局の案内では、ナンバープレートを返納できない場合に「理由書」が必要で、そこに次の3つを書くことになっています。

  • 届出警察署名
  • 届出日
  • 受理番号

原付も同じでした。横浜市の案内にも「盗難の場合は警察への盗難届の『届出日』『届出警察署名』『受理番号』が必要ですので届出時にご自分で控えておいてください」とあります。

排気量に関係なく、聞かれるものは同じ3点ということ。警察署で盗難届を出したときに、その場で控えておくのが確実です。

なお、プレートだけ無くなったのか、バイクごと盗まれたのかで、その後がまったく変わります。車両ごと無くなったのなら、番号変更ではなく廃車の手続きになります。そちらは原付の廃車手続きとバイクの廃車手続きにまとめました。

126cc以上は「番号変更」という名前

関東運輸局のOCRシート記載例を見ると、二輪のメニューはこうなっていました。

排気量 手続きの名前 様式
軽二輪(126cc〜250cc) 番号変更 軽二輪第4号様式
小型二輪(251cc以上) 番号変更 第3号様式

どちらも「き損等によるナンバーの変更」という説明が付いています。同じ番号で再交付する手続きは、どちらの一覧にもありません。つまり、無くしても壊しても番号は変わります。思い入れのある番号だったとしても、そのまま戻ってはきません。ただしここは2026年10月19日から事情が少し変わったので、次に分けて書きます。

車検証や届出済証といった「書類」の方は再交付(=内容はそのまま)なので、プレートと書類で扱いが違います。書類の方は車検証・軽自動車届出済証・標識交付証明書を紛失したときの再発行に分けて書きました。

新しい番号は、自分で選べるようになりました

2026年10月19日から、小型二輪と軽二輪で希望ナンバーの申込受付が始まりました(自家用のみ。原付は対象外です)。

無くしたプレートと同じ番号で再交付してもらえないことは変わりません。申込サービスの案内にも、ナンバープレートが無い車両は「既存の番号でのナンバープレートの発行はできません。新しい番号でナンバープレートを発行する必要があります」とあります。

変わったのはその先で、どうせ新しい番号になるなら、自分で選ぶという道ができました。選べるのは4桁以下のアラビア数字です。

もともと付いていた数字をもう一度指定できるのかは、申込サービスの案内では確認できませんでした。 一般希望番号については「その番号が全て払い出しされない限り取得できる」とあり、空いているかどうかは払底番号照会で調べられるとのこと。気になる場合は、申し込む前にヘルプデスクで聞いた方が早そう。

制度の中身はバイクのナンバーを好きな数字に変える|二輪の希望ナンバーにまとめました。

小型二輪(251cc以上)で用意するもの

青森運輸支局の案内では、こうなっていました。

  • 申請書への使用者の記名(代理人が申請するなら、使用者の記名がある委任状でも可)
  • 自動車検査証(車検証)
  • 申請書(第3号様式)
  • ナンバープレート(破損による手続きの場合は、その破損したプレート)
  • 理由書(プレートを返納できない場合)
  • ナンバープレート代
  • 軽自動車税申告書

ステッカーの再交付が必要になる場合もある、との注記あり。

軽二輪(126cc〜250cc)で用意するもの

ほぼ同じですが、軽二輪だけ自賠責保険証明書が加わります。

  • 申請書への使用者の記名(代理人なら委任状でも可)
  • 軽自動車届出済証
  • 申請書(軽二輪第4号様式)
  • ナンバープレート(破損の場合は、その破損したプレート)
  • 理由書(プレートを返納できない場合)
  • ナンバープレート代
  • 軽自動車税申告書
  • 自動車損害賠償責任保険(共済)証明書

申請書は運輸支局・自動車検査登録事務所の窓口で配っているので、事前に用意しなくても大丈夫とのこと。窓口に記載例が掲示してあるそうです。

管轄がどこかはお住まいの地域の運輸支局・検査登録事務所のページで確認できます。

費用

青森運輸支局の案内では、ペイント式の小型番号標(二輪)が850円でした(2026年10月時点)。小型番号標は小型二輪と軽二輪の両方に使われる区分です。

プレートの金額は窓口のある地域ごとに案内されているので、手続きする運輸支局のページで確認しておくと確実です。

原付(125cc以下)は自治体ごとに違う

原付のナンバーは市区町村が交付しているので、窓口も費用もやり方も自治体ごとに違います。調べた2つの市でも、だいぶ違いました。

横浜市(窓口で手続き)

  • 用意するもの:破損したナンバープレート(破片がある場合)、標識交付証明書(無い場合はナンバーか車台番号が分かるもの。石刷りなど)、本人確認書類
  • 再交付手数料100円。ただし盗難の場合は不要

名古屋市(オンライン申請が基本)

  • スマートフォンかパソコン、本人確認書類、クレジットカード。盗難なら連絡票(警察署で盗難届が受理されたときに受け取るもの)
  • 弁償金100円+郵送費。合計で580円(特定小型原動機付自転車は490円)
  • プレートは郵送で届く

「標識交付証明書が無くても、ナンバーか車台番号が分かれば進む」というのは横浜市の案内にありました。石刷り(紙を当てて鉛筆でこする、あれ)が例に挙がっているのが、いかにも現場という感じ。

なお、再交付で番号が同じになるかどうかは、調べた自治体のページには書かれていませんでした。気になる場合は窓口で聞いた方が早そうです。

再交付せずに手放す、という選択

プレートを無くしたのが「しばらく乗っていないバイク」だった場合、番号変更の手間と費用をかけて復帰させるのか、この機会に手放すのかは、一度考えてもいいところだと思います。

軽自動車税(種別割)は4月1日時点の所有者に1年分かかる仕組みなので、乗らないまま置いておくと費用だけが続きます(原付の廃車手続きに詳しく書きました)。

手放す方に傾いているなら、今の状態でいくらになるかを先に見てから決める、という進め方もあります。

参照情報

  • 東北運輸局青森運輸支局「二輪車の記載変更等(破損・紛失・盗難による番号変更)」
  • 東北運輸局青森運輸支局「軽二輪(ナンバーの破損・紛失・盗難による番号変更)」
  • 東北運輸局青森運輸支局「自動車ナンバー(ナンバープレートの費用)」
  • 関東運輸局「OCRシート申請書記載例(二輪)」
  • 横浜市「原動機付自転車等の手続きについて」
  • 名古屋市「オンライン手続き:原動機付自転車等のナンバープレートの再交付」
  • 希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス「希望番号申込について」
  • 希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス「交換申込について」

必要書類・手数料・プレート代は、地域や時期によって変わります。2026年10月20日時点で各窓口の案内を確認した内容です。申請の前に、手続きする運輸支局または市区町村のページでご確認ください。

判断材料を、もうひとつ。

次の一手

覚え書きのノートを持ち、次の一手を案内する小鳥

費用を整理する。相談できる窓口を見つける。今、必要なところから進めてください。

維持費シミュレータで
年間コストを試算する
お住まいの地域の運輸支局を探す

この記事を書いた人

よしひこ

小さな会社を一人で営む元ライダーです。バイクの手続きや維持費について、自分で調べたことを覚え書きとしてまとめています。

運営者・このサイトについて