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251cc以上のバイクは車検が必要ですが、乗らないでいるうちに車検が切れてしまうことがあります。車検が切れても、そのまま持っていること自体は問題ありません。困るのは「公道を走れなくなる」ことです。
この記事では、車検切れのバイクをもう一度乗れる状態に戻す方法と、通し直さずに手放すという選択肢を整理しました。
車検切れは「公道を走れない」だけ
車検が切れたバイクは、公道を走ることができません。ただし、所有していることや、自宅の敷地内・車庫で保管しておくことは問題ありません。「車検が切れた=すぐに何か罰せられる」わけではなく、そのバイクで公道を走った時点で違反になる、という整理です。
なので、あわてる必要はありません。「このまま通し直すか」「手放すか」を落ち着いて決められます。
車検切れのまま走らせるとどうなるか
もし車検切れのまま公道を走ると、罰則はかなり重いです。ここは念のため知っておいてください。
- 無車検運行:違反点数6点、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金
- 無保険運行(自賠責も切れている場合):違反点数6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 両方に当てはまる場合:1年6か月以下の懲役または80万円以下の罰金
違反点数6点は、前歴がなくても一発で30日間の免許停止になる水準です。車検が切れたバイクは、検査場へ運ぶときも自走させてはいけない、と考えておくのが安全です。
検査場まで、どうやって運ぶか
車検を通すには検査場(運輸支局・自動車検査登録事務所)へ持ち込む必要がありますが、車検切れのままでは自走できません。方法は2つあります。
方法1:仮ナンバーを取って自走する
仮ナンバー(自動車臨時運行許可)を取れば、期間と経路を限って公道を走れます。申請の窓口はお住まいの市区町村役場です。
用意するもの
- 自動車臨時運行許可申請書(窓口にあります)
- 自賠責保険証明書(紙の原本。仮ナンバーを使う期間中に有効なもの)
- 車両を確認できる書類(車検証など)
- 本人確認書類(免許証など)
- 印鑑(認印で可)
手数料は1件750円ほど、有効期間は原則1日です。申請は使う当日か前日から受け付けてもらえます。申請書には「自宅(市区町村)→検査場(市区町村)」の運行経路を書く必要があるので、どこの検査場に持ち込むかを先に決めておきます。
ポイントは、仮ナンバーには有効な自賠責保険が必須だということ。車検が切れているバイクは自賠責も切れていることが多いので、先に自賠責へ入り直しておく必要があります(次の項目)。
方法2:積載車・レッカーで運ぶ
自走させず、積載車やバイク運搬のサービスで検査場(または整備を頼む店)まで運ぶ方法です。公道を自分で走らせないので、この場合は仮ナンバーは要りません。運搬費用はかかりますが、手続きはシンプルです。
自賠責も切れていることが多い
車検と自賠責は満了のタイミングが近いことが多く、車検が切れているバイクは自賠責も切れているのがよくあるパターンです。仮ナンバーの申請にも、車検を受けるにも、有効な自賠責が必要になります。
自賠責は、バイク販売店やインターネット、一部のコンビニなどで加入できます。検査後の期間までカバーする契約にしておきます。
通し直す手順そのものは、通常の車検と同じ
検査場まで運んでしまえば、あとは通常のユーザー車検(または業者に依頼する車検)と同じ流れです。
- 費用や必要書類はバイクの車検ガイドにまとめています
- 自分で持ち込む場合の予約・当日の流れはユーザー車検の受け方を見てください
車検切れの期間が長かったバイクは、タイヤやブレーキ、バッテリーなどが傷んでいることもあります。整備費用がかさむこともあるので、そこも含めて考えると判断しやすいです。
通し直すか、手放すか
ここまで見てきたとおり、車検切れのバイクを復活させるには、自賠責の入り直し・仮ナンバーか運搬・車検費用・場合によっては整備費用がかかります。しばらく乗っていなかったバイクだと、「そこまでして乗り続けるか」で迷うところだと思います。
もし手放す方向に傾いているなら、車検が切れたままでも売却や引き取りはできます。買取業者は積載車で引き取りに来てくれることが多く、こちらで車検を通す必要はありません。動かないバイクの買取については動かないバイクは売れる?不動車買取の実際にまとめています。
通し直す前に一度、今の状態でいくらになるかを確認してから決める、という進め方もあります。
参照情報
- 自動車検査登録総合ポータルサイト(国土交通省)
- 自動車臨時運行許可(仮ナンバー)の申請は、お住まいの市区町村の窓口
罰則の内容や仮ナンバーの手数料・必要書類は、法改正や自治体によって変わることがあります。手続きの前に、お住まいの市区町村と検査場の最新情報をご確認ください。
判断材料を、もうひとつ。
次の一手
費用を整理する。相談できる窓口を見つける。今、必要なところから進めてください。
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