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251cc以上のバイクの車検を、業者に頼まず自分で運輸支局に持ち込むのが「ユーザー車検」です。費用を法定費用だけに抑えられるのが一番のメリットですが、予約や当日の段取りがわからないと踏み出しにくいところです。この記事では、予約から当日の流れまでを順番に整理しました。
車検の費用や必要書類そのものはバイクの車検ガイドにまとめてあるので、金額や書類を先に知りたい場合はそちらを見てください。ここでは「どう予約して、当日どう動くか」に絞ります。
予約は「自動車検査インターネット予約システム」から
ユーザー車検は完全予約制です。国土交通省の管轄で運営されている自動車検査インターネット予約システム(運営は自動車技術総合機構)で予約します。
流れはこうです。
- システムにアカウントを登録する(メールアドレスなどで登録)
- 受検する検査場(運輸支局・自動車検査登録事務所)を選ぶ
- 日時を選ぶ
予約できるのは、受検日当日を含めて14開庁日先まで(おおよそ2週間前から取れる)とのこと。1日は午前・午後の複数の時間帯(ラウンド)に分かれていて、空いている枠を選びます。人気の検査場や月末は埋まりやすいので、早めに押さえておくと安心です。
どの検査場が自分の管轄かは、お住まいの地域の運輸支局・検査登録事務所のページで確認できます。
予約前にそろえておくもの
当日必要な書類は車検ガイドの「必要書類」にまとめていますが、ざっくりは次のとおりです。
- 車検証
- 自賠責保険証明書(現在のものと、車検後をカバーする新しいもの)
- 軽自動車税(種別割)納税証明書
- 点検整備記録簿(あれば)
申請用紙(継続検査申請書・重量税納付書・検査票)は当日、検査場の窓口でもらって記入します。
当日の流れ
予約した時間帯に検査場へ行きます。おおまかな順番はこうです。
- 書類の作成と費用の支払い:窓口で申請用紙をもらって記入し、重量税と検査手数料の印紙を購入して貼ります。自賠責が切れる場合は、次の期間分をここで加入しておきます
- 受付に提出:書類一式を受付窓口に出して確認してもらいます
- 検査ラインへ:指定された検査ラインにバイクで並び、順番に検査を受けます
初めてなら、検査員に「ユーザー車検は初めてです」と伝えておくのがコツのようです。ラインの進み方や操作を、その都度案内してもらえるとのことでした。
検査ラインで見られるところ(二輪)
バイクの検査で見られる主な項目です。
- 同一性の確認:車台番号など、書類とバイクが一致しているか
- 灯火類・ホーン:ヘッドライト、ウインカー、テールランプ、ブレーキランプ、警音器
- スピードメーター:表示が基準内か
- ブレーキ:前後の制動力
- ヘッドライトの光軸・光量:向きと明るさ
- 排出ガス・騒音(対象車の場合)
光軸は落ちやすい。予備検査場という手
いくつかの体験談を見ると、ヘッドライトの光軸(向き)で不合格になるケースが多いようです。光軸は少しの衝撃やバルブ交換でもズレるため、事前に把握しておきたいところ。
そこで使えるのが、検査場の近くにある民間の予備検査場(通称テスター屋)です。検査場と同等の機器で事前にチェック・調整してくれて、光軸だけなら2,000円程度で済むとのこと。本番前に寄っておくと、光軸で落ちる不安をかなり減らせます。
不合格でも、その日のうちにやり直せる
検査は同じ日のうちなら受け直せます(一般に当日3回まで)。その場で直せる範囲なら、調整して再挑戦できます。
当日に直しきれなかった場合でも、最初の検査から15日以内の再検査なら、不合格だった項目だけの検査で済みます(合格済みの項目は省略)。このとき発行されるのが限定自動車検査証(限定車検証)で、有効期限は発行日から15日間。これがないと再検査までの間、公道を走れない点に注意です。
逆に、15日を過ぎてしまうと最初から全項目やり直しになります。落ちた項目は早めに直して、期限内に再検査を受けるのが得策です。
合格すると、その場で新しい車検証とステッカーが交付されます。
手間と費用を、どう考えるか
ユーザー車検は費用を抑えられますが、平日に検査場へ行く時間と、事前の点検・光軸調整といった手間がかかります。ここを「自分でやる価値がある」と思えるかどうかが分かれ目です。
しばらく乗っていないバイクで、車検の手間も費用もかけたくないと感じるなら、次の車検を通す前に一度、手放したらいくらになるかを確認してみるのも一つの方法です。維持費全体は乗らないバイクの年間維持費はいくら?にまとめています。
参照情報
- 自動車検査インターネット予約システム(自動車技術総合機構 NALTEC)
- 自動車検査登録総合ポータルサイト(国土交通省)
予約方法・手数料・検査の運用は変わることがあります。受検の前に、予約システムと検査場の最新情報をご確認ください。
判断材料を、もうひとつ。
次の一手
費用を整理する。相談できる窓口を見つける。今、必要なところから進めてください。
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