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バイクの車検について、有効期間・費用・必要書類の順にまとめました。車検があると身構えてしまいますが、そもそも車検があるのは251cc以上のバイクだけです。費用のうち重量税や検査手数料は全国共通(自賠責だけ地域で少し変わります)で、金額と流れがわかっていれば、そのまま乗り続けるか、それとも手放すかを判断する材料になります。
まず、車検があるのは251cc以上だけ
バイクは排気量で扱いが変わります。車検があるのは一番上の区分だけです。
- 125cc以下(原付)→ 車検なし
- 126cc〜250cc(軽二輪)→ 車検なし
- 251cc以上(小型二輪)→ 車検あり(新車の初回は3年、以降2年ごと)
250ccと251ccで線が引かれているので、いわゆる250ccクラスまでは車検がありません。251cc以上のバイクに乗っている場合だけ、2年に1度の継続検査が必要になります。
なお、251cc以上のバイクを廃車にするときは車検証が必要になるなど、手続きが軽二輪と少し変わります。廃車の方はバイクの廃車手続きの流れにまとめました。
車検の有効期間|初回は3年、以降は2年
251cc超のバイクの車検有効期間は、新車で新規登録したときの初回だけ3年、それ以降は2年ごとです(普通車と同じく、初回だけ長めになります)。中古で車検付きのバイクを買った場合は、残りの期間を引き継ぎ、以降は2年ごとに受けます。
2025年4月1日からは、有効期間の満了日の2ヶ月前から満了日までの間に受検すれば、早めに受けても残りの期間が短くならないように変わりました。以前は満了日ぎりぎりに合わせないと損をする面がありましたが、今は少し余裕を持って予約できます。
車検費用はいくらか
車検の費用は、大きく「法定費用」と「整備・代行費用」に分かれます。法定費用は原則どこで受けても同じ(自賠責のみ地域で少し差があります)で、内訳は次の3つです。
自動車重量税(2年分)
初度登録からの経過年数で変わります。
| 経過年数 | 重量税(2年分) |
|---|---|
| 13年未満 | 3,800円 |
| 13年経過〜17年 | 4,600円 |
| 18年経過〜 | 5,000円 |
古いバイクほど高くなる仕組みですが、差は数百円〜千円程度です。
検査手数料(印紙代)
自分で持ち込むユーザー車検(継続検査)の場合、2,100円です(2026年4月の手数料改定後の金額)。
自賠責保険(24ヶ月分)
251cc以上のバイクの24ヶ月契約は、8,760円(本土。沖縄・離島を除く/2026年10月時点)です。
ここは注意が必要で、2026年11月1日以降に補償が始まる契約から、24ヶ月で9,640円に値上げされます。11月をまたぐ車検を予定している場合は、この改定を頭に入れておくとよさそうです。
法定費用の合計イメージ
13年未満のバイクを2026年10月中に受ける場合だと、
- 自賠責(24ヶ月)8,760円
- 重量税 3,800円
- 検査手数料 2,100円
で、合計およそ14,660円。ここまでは、ユーザー車検でも業者に頼んでも変わりません(自賠責が9,640円になる2026年11月以降は、その分だけ上がります)。
ユーザー車検か、業者に頼むか
上の法定費用に加えて、点検・整備の費用がかかります。ここが人によって差が出るところです。
- ユーザー車検(自分で持ち込む):法定費用が中心。ただし、事前の点検整備や、不具合があったときの部品代・調整は自分で用意する必要があります。
- 業者(バイク店・車検代行)に頼む:法定費用に加えて、代行手数料や整備料金が乗ります。相場には幅がありますが、それぞれ1万〜2万円程度みておくケースが多いようです。
整備に自信がなければ業者、費用を抑えたくて手もかけられるならユーザー車検、という分かれ方になります。金額は店やバイクの状態でかなり変わるので、見積もりを取って比べるのが確実です。
車検に必要な書類
ユーザー車検で運輸支局・自動車検査登録事務所に持ち込む場合、用意するものは次のとおりです。
自分で用意するもの
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書(現在のものと、車検後の期間をカバーする新しいものの両方)
- 軽自動車税(種別割)納税証明書
- 点検整備記録簿(整備済みの場合。なくても受検はできますが、その場合は車検後に整備する「後整備」の扱いになります)
当日、窓口で入手して記入するもの
- 継続検査申請書(OCR用紙)
- 自動車重量税納付書(重量税分の印紙を貼る)
- 自動車検査票(検査手数料分の印紙を貼る)
業者に依頼する場合は、車検証・自賠責保険証明書・納税証明書を渡せば、申請書類は用意してもらえるのが一般的です。
予約と受検の流れ
251cc以上のバイクの車検は、運輸支局・自動車検査登録事務所で受けます。ユーザー車検の場合は、自動車検査インターネット予約システムで日時を予約してから持ち込み、当日は検査ラインで灯火類・ブレーキ・排出ガスなどの検査を受けます。合格すると、その場で新しい車検証とステッカーが交付されます。
窓口はお住まいの地域の運輸支局・検査登録事務所のページに、都道府県別で一覧をまとめてあります。管轄を確認するときに使ってください。
車検を通すか、手放すか
251cc以上のバイクは、乗っていなくても車検・税金・保険がかかり続けます。2年に一度(新車の初回のみ3年)、法定費用だけで1万5千円弱、整備を入れればもう少しかかる、というのが現実です。
しばらく乗っていないバイクの場合、次の車検の前が一つの区切りになります。維持費全体を見て決めたい場合は乗らないバイクの年間維持費はいくら?も参考にしてください。
車検を通してまで乗り続けるか迷ったら、いま手放すといくらになるのかを先に把握してから決める、という進め方もあります。査定額を知ったうえで「やっぱり乗り続ける」でも構いませんし、判断材料の一つにはなります。
参照情報
- 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」
- 自動車技術総合機構(NALTEC)「検査手数料」
- 自動車検査登録総合ポータルサイト(国土交通省)
重量税額・自賠責保険料・検査手数料は改定されることがあります(検査手数料は2026年4月、自賠責は2026年11月に改定)。実際に受検する前に、最新の金額をご確認ください。
判断材料を、もうひとつ。
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